Excelの新機能「データの種類」

2018.12.10ファイルその他

先日、Officeのアップデートがあり、Excelの新機能として「データの種類」が追加されました。
ネットを通して、株価や地理の情報を収集する機能です。

データの種類の使い方

まず、データの種類を試すには、セルに調べたいものの名称を入力します。
今回は、地理データを使うので次のように入力します。

  • セルA1に「北海道」
  • セルA2に「東京都」
  • セルA3に「大阪府」
  • セルA4に「福岡県」
  • セルA5に「沖縄県」

と入力します。

元データ

では実際にデータの種類機能を試してみましょう。
A1からA5までの入力された範囲を範囲選択します。
「データ」タブの中の「データの種類」グループの中にある地理を選択します。

データの種類

少し待ってるとセルの内容が日本語から英語表記に変わります。

データの種類の結果

これでデータの種類の機能が実行され、セルにデータの種類が設定されました。

データの種類でできること

データの種類は、日本語で入力されたものを英語に変換するという機能ではありません。
入力されたものが全世界共通でわかる正式名称に変換されます。
さらに次のようなこともできます。
データの種類を設定すると、そのセルの右上に「データの挿入」というボタンが現れます。
このボタンをクリックすると様々なフィールドが一覧表で表示されます。

フィールドの表示

この中から例えば「Area」をクリックすると、B列にそれぞれの都道府県の面積が求められます。

Areaの表示

この時、セルB1には「 =A1.Area 」という計算式が入ります。セルA1のArea情報という意味です。
さらにもう一度データの挿入をクリックし「Population」をクリックすると、C列に人口が求められます。

Populationの表示

ここでD列に人口密度を計算したいと思います。人口密度は人口÷面積で求まります。
セルD1に北海道の人口÷面積の計算式で人口密度を求めてみましょう。
計算式は次の通りです。

=C1/B1

人口密度

人口密度が表示されました。ではこのセルA1の計算式を下にオートフィルしてみましょう。

人口密度の表示

きちんと計算式がコピーされます。

FIELDVALUE関数の活用

データの種類で求めたセルからExcelの新関数FIELDVALUE関数を使って詳細なデータを取り出すことができるようになりました。
FIELDVALUE関数の書式は次の通りです。

=FIELDVALUE(データの種類で変換したセル,フィールド名)

データの種類で変換したセルは、上記の例で言えば、北海道のデータであればセルA1です。
フィールド名は上の表で言えば、B列の値を求める時に出てきた一覧表が求めるデータの一覧表なのですが、この中から一つ選んで指定します。例えば「Area」や「Population」です。
セルE1に次の計算式を入力しましょう。

=FIELDVALUE(A1,"Area")

FIELDVALUE関数

データの種類の「地理」で変換されたA1のセルに対して、Area(面積)を取り出すという計算式です。
この関数も下にコピーすることができます。

FIELDVALUE関数のコピー

データの種類の株式について

データの種類では、地理の他に「株式」情報を収集することができます。
この株式は、記事執筆時点ではアメリカの株式しか収集しません。
アメリカの情報なので、元のデータとして入力するのは英語名の企業の名称をしか受け付けません。
英語表記ならよく馴染みのある日系企業もデータを取り出すことができるので、色々試してみると良いでしょう。
株式のデータのフィールドは「高値」「安値」「業種」「52週での高値」などを取り出すことができます。

地理情報の元のデータの入力方法

先ほどは地理の情報として、都道府県を漢字で指定しましたが、様々な入力方法ができます。
例えば日本であれば「JAPAN」「日本」「jp」でも認識します。
アメリカは「アメリカ」や「米国」では認識できません。「US」「USA」、もしくは「United States」認識します。

認識できないものがあった場合

データの種類で認識できなかった場合は、そのセル内容がデータ選択ウィザードとしてExcelの画面の右側に表示されます。

データの選択ウィザード

そこで違う名称に書き換えるといくつかの候補が表示されるので、その中から指定します。

データの選択ウィザードの使い方

データの種類機能を使うときの注意

データの種類機能はネットを通して情報を収集しますので、パソコンがインターネットに繋がっている必要があります。
情報はそれほど古い情報にはならないようですが、最新情報とも限らないので注意が必要です。
特に株式情報は無保証で提供されています。取り扱いには注意しましょう。

まとめ

データの種類の使い方とどんな機能なのかを紹介しました。
地理の情報や株価の情報は今までブラウザを開いてネット上の情報を調べて手に入れ、コピー・貼り付けしExcelの一覧表にするという手順でしたが、データの種類を活用することでその手間を大きく省くことができます。

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