Excelとハイパーリンク

2017.03.03ファイル文字列操作関数その他

ExcelはURLやメールアドレスを入力時にハイパーリンクが自動で設定されることがあり、ハイパーリンクが設定されてしまうと、そのセルをクリックするとブラウザソフトが起動したり、想定外の動作をするので困る時があります。
ところが、ハイパーリンク機能自体はとても便利なので、理解して活用することで使いやすいワークシートを作ることもできます。
今回はExcelでのハイパーリンクを解説し、活用方法を紹介します。

実際に操作するファイルがあります。
こちらからダウンロードしましょう。

ハイパーリンクになる文字

自動でハイパーリンクになるパターンは次の通りWebサイトやメールアドレスに類似している文字の場合です。

http://の後に続く文字列

完全なURLではなくてもhttp://だけでハイパーリンクになります。

https://の後に続く文字列

https://だけでもハイパーリンクになります。
httpsは個人情報やネットショッピングなどのセキュリティの必要なサイトで使われています。

ftp://の後に続く文字列

ftp://だけでもハイパーリンクになります。
あまり頻度は多くありませんが、ダウンロードするファイルのアドレスがftpで始まっているケースがあります。

何かの文字の後に半角の@が入力されている文字

完全なメールアドレスではなくても1@だけでハイパーリンクになります。

しかし、@1はExcelの数式のルールによって、文字列形式以外では入力が受け付けられません。

~【コラム】@1がExcelで入力できない理由~

Excelの計算式は=で始まります。しかし、関数入力の場合のみ、=の代わりに@マークを使用することができます。

例)@SUM(A1:A10)

この入力は、確定後に「=SUM(A1:A10)」という計算式に変換されます。

Excel以外の表計算ソフトでは、=は四則計算、@は関数というように使い分けているソフトがあります。それらのユーザーにも使いやすいように@は計算式として使えるようになっているので@に続けた文字列は入力できなくなっています。

もしも先頭の@の後に続けた文字列を入力したい場合は、セルの書式設定で「文字列」にして入力するか、「'@~」のように「'」を先頭に入力します。

 

ダウンロードしたファイルの「自動的に設定されるハイパーリンク」シートに実際にハイパーリンクが自動で設定される文字を入力できる例題が5つあります。操作してみましょう。

ハイパーリンクを解除する方法

設定されたハイパーリンクは、右クリックして表示されるショートカットメニューの中の[ハイパーリンクの削除]で解除できます。

ダウンロードしたファイルの「ハイパーリンクの削除」シートで設定されているハイパーリンクを解除してみましょう。

  • セルB2にハイパーリンクが設定されています。クリックするとハイパーリンク先に飛んでしまうので、直接セルB2を右クリックし、[ハイパーリンクの削除]で解除しましょう。
  • B4からB13の範囲にもハイパーリンクが設定されています。セルB4から選択し始めると、セルB4のハイパーリンク先に飛んでしまうかもしれないので、ハイパーリンクの設定されている範囲よりも大きめにA3からD14までの範囲を選択して、[ハイパーリンクの削除]で解除しましょう。

そもそもハイパーリンクが変換されないようにする設定

ハイパーリンクが自動で設定されるキーワードを入力してもハイパーリンクが設定されないようにする設定があります。

[ファイル]タブの中の[オプション]で[文章校正]の中の[オートコレクトのオプション]をクリックします。

ハイパーリンクしない設定1

 

[入力オートフォーマット]タブ内の[インターネットとネットワークのアドレスをハイパーリンクに変更する]のチェックを外せば、自動でハイパーリンクが設定が解除されます。

ハイパーリンクしない設定2

 

この設定は、Excel全体に影響しますので、自動でハイパーリンクを設定するようにしたいときには、再度チェックをする必要があります。

設定を解除し、「ハイパーリンクを設定しない設定」シートで、ハイパーリンクが設定される文字を入力してみましょう。

ハイパーリンクを設定する

ハイパーリンクを自ら設定する方法です。

機能の呼び出しは簡単です。ハイパーリンクを設定したいセルを右クリックし、[ハイパーリンク]を選択すると次のような画面が表示されます。

ハイパーリンクの設定

 

  • [表示文字列]はハイパーリンクとして表示される文字です。
  • [リンク先]はどこにリンクするか設定します。
  • [ヒント設定]は、リンクを設定したセルにマウスポインタを合わせたときに表示されるコメント文字を設定します。

[ファイル、Webページ]

他のファイル(Excelファイルだけではなく、WordやPDF文書、写真や圧縮ファイル)や、あるホームページ、またはメールアドレスへのリンクを設定します。

ファイルやアドレスへのリンク

 

  1. まず[ファイル、Webページ]を選択します。
  2. ファイルの場合であれば一覧から見つけて設定します。ホームページ、またはメールアドレスへのリンクであれば[アドレス]にアドレスを入力します。

[このドキュメントの中]

とても便利で、ブック内のどこかに1クリックでジャンプさせるのに利用したりします。

このドキュメント内へのリンク

 

  1. まず[このドキュメント内]を選択します。
  2. [またはドキュメント内の場所を選択してください]の一覧からリンク先のシートを設定します。
  3. [セル参照を入力してください]でリンク先のセルを設定します。

ダウンロードしたファイルの「ハイパーリンクの設定」シートで、次の操作をしてみましょう。

  • セルB2に[ファイル、Webページ]で「http://www.forguncy.com/」へのリンクを設定しましょう。
  • セルB4に[このドキュメントの中]で「自動的に設定されるハイパーリンク」シートのセルA1へのリンクを設定しましょう。
  • セルB6に[このドキュメントの中]で「ハイパーリンクの削除」シートのセルB5へのリンクを、ヒント設定を「重要!」として設定しましょう。

HYPERLINK関数

ハイパーリンクを設定する関数もあります。応用範囲がとても広いです。

書式は次の通りです。

=HYPERLINK(リンク先アドレス,表示名)

ダウンロードしたファイルの「関数」シートをご覧ください。

セルB2はF2からF6の範囲から選択できるように、リスト形式の入力規則が設定されています。
セルB2の内容によって対応するURLをVLOOKUP関数を使ってセルB3に求めています。
セルD5はボタンに見えるように塗りつぶしと罫線が設定されています。
このセルD5にセルB3のURLへジャンプするハイパーリンクを設定し、セルB2の選択後、セルD5をクリックすると該当のURLへジャンプする仕組みを構築します。
セルD5に次の計算式を設定してみましょう。

=HYPERLINK(B5,"リンク")

セルB2から選択し、セルB5のリンクボタンで該当するURLのサイトが表示されるか確認しましょう。

まとめ

Excelのハイパーリンク機能は、入力時に作業しにくくなる時がありますが、一時的にオプションで自動的にハイパーリンクが設定されないように変更すればよいでしょう。

また、ハイパーリンクを有効活用することで、索引やメニューのような動作をする機能を付けることができるということも重要です。

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