カルビー、ノーコードWebアプリ開発プラットフォーム「Forguncy」を採用
- Excelによる非効率な業務をシステム化して業務の全体最適化を実現 -

2022.10.12

メシウス株式会社(本社:仙台市泉区紫山3-1-4 代表取締役社長:馬場 直行)は、カルビー株式会社(本社:東京都千代田区 代表取締役社長兼CEO:伊藤 秀二、以下カルビー)がサブシステムの内製開発を支援するノーコードWebアプリ開発プラットフォーム「Forguncy®️(フォーガンシー)」を採用したことをお知らせします。
本製品の導入により社内の非効率な業務の全体最適化を実現、現場の業務負担を軽減させるとともに部門をまたいだデータ活用が可能な環境を目指し構築を進めております。

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背景

現在、カルビーの情報システム部門では非効率な業務や現場課題を見つけ出しITを用いた業務改善に取り組んでいます。

2016年のERP刷新により基幹業務システムは安定稼働している一方、周辺業務のシステム化が進んでおらず特に紙やExcelで管理する非効率な業務が数多く点在していました。これらは1つ1つの規模が小さく業務要件も複雑で柔軟に改修が行えないため、システム開発を外部委託するには難しい領域でした。

そこで小規模な業務は内製でシステム化することに決め、同社の開発要件にマッチしたノーコードWeb開発プラットフォーム「Forguncy」を導入。現在、周辺業務のシステム化・効率化に取り組まれています。

内製の対象
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Forguncy採用

Forguncyが同社の内製化に適しているポイントとしてExcelのUI・操作性が再現しやすい点を挙げています。例えば通常のWebシステムの場合、データを一項目ずつ入力するフォーム画面が多く、まとったデータの入力作業はExcelと比較して著しくユーザーの操作性が落ちてしまいます。しかし、Forguncyであれば複数セルの同時更新やコピー&ペーストなどExcel同等の操作を再現して、一覧上でもデータ更新が行えるシステムを容易に構築できるため、ほかのWebシステムやノーコード・ローコードツールと比較してもForguncyは優位であると考えました。

また、部門をまたいだデータ活用にもForguncyは有効です。今までシステム化が進んでいなかった領域では、部門内のExcelを他部署が活用できず余計な転記や集計が行われていました。Forguncyはデータベースを内蔵しているため、データを一元的に使える器として部門以外の人もデータを扱えるシステムが作成可能です。

ポイント

  • Excelライクな開発環境でシステム開発ができるためExcelのUIや操作性を再現しやすい
  • リレーショナルデータベースを内蔵しているためデータ共有の器として使える
  • 既存のExcelファイルを利用して画面やテーブル設計ができるため載せ替えがしやすい
  • 関数付きExcelファイルのインポート・エクスポートなどの機能が部品として備わっているため、Excelと組み合わせたシステム運用が行える
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今後の展望

現在のForguncyを活用した取り組みとして、部門内でうまく効率化されている業務をForguncyでシステム化し、全国の他部署へ横展開して業務の全体最適化を図っています。すでに営業部門で利用する見通し管理表の横展開は実施済みですが、今後はマーケティング部門や工場部門など同社の幅広い業務にForguncyを活用していく予定です。また、現場主導でシステム構築できる体制を整えるため、まずは開発パートナーや情報システム部がフォローしながらIT人材を増やし、ルールや運用手順についても策定を進めていきます。

カルビーのForguncy運用の概念図
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Forguncyについて

Forguncyは、ノーコードで本格的なサブシステムを開発・運用できるプラットフォームです。IT部門だけでなく業務部門と協業したシステム開発ができるよう、画面開発はExcelの操作性を提供し、入力画面やデータ一覧表、ダッシュボードなどを画面UI部品で構築します。また、リレーショナルデータベースを内蔵し、外部連携やワークフロー、業務ロジックなどもノーコードで設定できます。そのほかにも運用・保守に必要な権限設定やセキュリティも管理できるため、部門間にまたがるデータの管理やExcel業務のシステム化を素早く、ワンストップで開発できるとして多くの企業に導入されています。
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