帳票が重視される医事システム。Accessで構築していた病院日誌を1ヶ月でForguncyに移行

かしま病院さま_メインビジュアル

 

「社団医療法人 養生会 かしま病院」様は、福島県いわき市を中心に医療・介護・福祉といった複合的な医療サービスを提供する医療法人様です。

Accessで作られていた病院日誌システムの移行先としてForguncyをご採用いただいたとのことで、システム構築を担当されましたシステム管理課 課長の猪狩様、同じくシステム管理課 主任の井坂様にお話しを伺いました。

課題発見と解決策

 

はじめに、猪狩様、井坂様の業務内容について教えていただけますか。

我々が在籍するシステム管理課は、当法人内のインフラを含めたIT基盤や、PCや院内の医療機器の管理が主な業務です。また、業務管理システムとしては、数年前から導入した電子カルテの保守のほか、院内で開発した病院日誌や病理検査などのシステム。

また、車通勤の職員がほとんどのため駐車場の管理といった事務系のシステムの開発とメンテナンスも行っています。つまりは、当院のインフラ、ハード、ソフトなどITシステムに関わるものは、我々システム管理課の2名で行っています。

診療支援部 システム管理課長 兼 監査室 猪狩 武志様

診療支援部 システム管理課長 兼 監査室 猪狩 武志様

かしま病院様は、施設もたくさんあり大きな病院と感じましたが、たったお二人でシステムのすべてを担当されているのですね。びっくりです。

電子カルテとは別に病院日誌や病理検査のシステムでAccessを使っていたが限界

では、Forguncyを採用した背景について教えていただきたいのですが、導入以前はどのような業務課題があったのでしょうか。

もともと当院には、Accessで作成されたシステムが多数あったのですが、PCのリプレース計画に伴いAccessのバージョンを更新する必要が出てきました。ですがAccess 2007からバージョンを上げたことでシステムに多数のエラーが発生しそのままでは動かなくなり、システムの修正作業が大きな負担になっていたという背景があります。
また、以前は2つに分かれていた外来用の施設を1つに統合したり、介護施設を新設したりと経営方針による環境の変化から、施設内で使っていたシステムの集約や見直しが必要となりました。当然、帳票類も作り直しになります。

診療支援部 システム管理課 主任 井坂 彩瑛様

診療支援部 システム管理課 主任 井坂 彩瑛様

これまでの苦労からAccessを使い続けるという選択肢はありませんでしたが、大量のAccessシステムの移行先となるツールはなかなか見つかりませんでした。
システム管理課の業務範囲を考えると、システムの開発だけに専念はできないので、簡単で早くシステムを作成できるWebデータベースツールが候補になっていました。しかし、この類のツールでは画面レイアウトの自由度が低く、思うようなシステムを作れませんでした。

病院で使うシステムの画面は医療法や現場業務の観点からも帳票形式が重要でしたが、これに対応ができなかったというのが理由です。

Forguncyは東京で開催された展示会で認知したのですが、その時にExcelのような感覚で画面を作れることを知りました。すぐにForguncyの評価版を使って試してみたのですが、アプリケーションの画面を簡単に、しかも思った通りにレイアウトできることがわかりました。

帳票として十分に対応できる画面レイアウトの柔軟さと開発スピード

今回はForguncyで、病院日誌管理システムを構築されたそうですが、どのようなシステムですか?

病院日誌は、外来や入院の患者数、食事の提供数、医師や看護師の数などを病院として管理しなければいけなく、帳票形式での保管が法令で定められています。帳票の様式が定められているわけではありませんが、記載すべき内容は決まっていますので、当院のように医療施設が複数あると日誌に出力する項目も必然的に多くなり、帳票自体も複雑になってしまいます。
Forguncyはシステムの画面作成が簡単で、しかもレイアウトの自由度が高かったため、十分に対応できました。

出力した病院日誌の画面

出力した病院日誌の画面

日誌情報の入力管理画面

日誌情報の入力管理画面

Forguncyで病院日誌管理システムの開発にかかった時間。また、どういった方法で開発を進めたのか教えていただけますか。

Forguncyを購入したのは2月下旬でしたが、システムの稼動を開始したのは4月からでしたので、開発期間は実質1ヶ月ほどです。ただ、この時期は、年度末でもあり新年度の準備が忙しく、一日に1~2時間程度しかシステム開発に従事できませんでした。それでも初めてのシステムをこれだけの期間で完成できたというのは、Forguncyが使いやすかったからだったと感じています。
また、画面を中心に開発を進められるので、どこまで開発したかを把握しやすく、毎日の作業が短時間であっても問題になりませんでした。

病院日誌管理システムの稼働によって、業務の変化や導入効果などはございましたか?

今回の病院日誌管理システムで、各部門がそれぞれ入力し効率化できる環境を構築できました。Accessからの移行で作成したシステムでしたが、利用者は違和感なく使っています。
また、Webシステムになった効用として入院患者数や病棟の空き状況をリアルタイムで共有しやすくなりました。こういったデータは医師だけでなく、院内の職員にも知ってもらうことで、スタッフの意識向上にも繋げていきたいと考えています。これは、数年前に電子カルテのシステムを導入してから、院内でのデータ活用に対して意識が高まっていることも後押ししています。

Forguncyと電子カルテとデータ連携させ、業務改善につながる院内システムを展開したい

では、最後になりますが、今後の展開について教えてください。

Forguncyは前述の通り帳票レイアウトが簡単ですし、開発したシステムの保守や改修も簡単なので、当院で内製するシステムの開発基盤をForguncyに統合したいと考えています。そのため既存のAccessを順次Forguncyに置き換えていく予定です。
また、Forguncyには外部データと接続できる機能もあるので、電子カルテや各部門が管理しているデータベースと連携させたサブシステムを開発できれば、院内の多くの部門で業務改善ができるのではないかと思っています。これがForguncyを導入した時に描いたゴールでもあったので、システムの移行が落ち着いたら、こういったことにもチャレンジしていきたいと考えています。

実現したいことが盛りだくさんですね。Forguncyでの新しい活用が進みましたら、またお話しをお聞かせください。本日は大変ありがとうございました。

Forguncyをもっと良く知る

社団医療法人 養生会 かしま病院様

社団医療法人 養生会 かしま病院様_ロゴ

所在地

〒971-8143
福島県いわき市鹿島町下蔵持字中沢目22-1 

主な事業

「地域医療と全人的医療の実践」を基本理念とする地域のための医療機関です。入院・外来機能を中心に、予防医学、在宅医療、介護・福祉支援まで、地域の医療・介護・福祉の連携と向上に努めており、回復期リハビリテーション病棟では、脳血管疾患や運動器障害を持つ患者さんの病病連携の要に成長してまいりました。今後は更に専門医、家庭医、病院総合医の連携を密にし、効率的かつ効果的な地域医療が実践できる様、地域医療構想に応じた病床機能整備と、グループ診療体制による効率的在宅医療支援体制の拡充を図っていく予定です。

設立日昭和58年4月

昭和58年4月

URL

http://www.kashima.jp

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