アプリ開発未経験者が挑んだシステムの内製化。実質1ヶ月で給与計算システムの運用を開始。

株式会社岡田商運様は本社が岡山にある運送会社で、「規模を問わずどんなものでも全国各地に運送」を企業理念としていらっしゃいます。 2000年に会社を設立して以来、全国に営業所を設立し事業拡大を続けており、今回ご紹介いただいた給与計算システムは、事業拡大にあたっての業務効率化の一端を担うものとして欠かせない取り組みだったそうです。

今回は、このアプリケーションをたった一人で開発された管理部システム担当の佐藤様に、なぜシステムの内製化という課題に取り組んだのか、そしてForguncyを使うことでどのように課題をクリアしていったのかお話を伺いました。

システムの概要

今回開発されたシステムの概要について教えてください。

運送業なので内勤の社員だけでなくトラックを運転するドライバーも従業員として働いていますが、内勤の社員とドライバーとでは給与の算出方法が異なり、ドライバーは車両ごとの売り上げや運行データなどをもとに計算が必要といった特殊なものになっています。今回Forguncyで作成したのは、このドライバーの給与計算システムです。

導入前はどのような課題があったのでしょうか。

実を言うと、運送業向けの「売上管理パッケージシステム」を導入していたのですが、それだけでは機能が足りず、外注してドライバーの情報も管理できるようにしていました。にもかかわらず、実際に運用を開始したところ現場の細かな実業務にフィットしないなどの問題があり、結果としてシステムの一部の機能しか使っておらず、有効活用できていないという状況でした。
このような状況を補うために、ドライバーの運行情報、出退勤といった日々の管理はExcelで行っており、毎月の給与計算では、ドライバーの管理情報と売上情報の統合が必要でした。具体的な作業としては運行情報や出退勤が登録されている複数のExcelファイルを手作業で統合し、それと売上管理システムのデータとを突き合わせて、給与算出のために1つのデータを作る必要がありました。
しかし、元となるExcelファイルのデータは手入力されているため値が正しくないことが頻繁にあったり、間違いを現場の担当者に確認しても正解がわからないということがあったりと、とても労力のかかる作業でした。

Forguncy導入に至った経緯

システムの内製化により、そのような煩雑な作業を改善することになったのですね。 では、なぜForguncyを使うことを検討されたのでしょうか。その経緯について教えてください。

前述した売上管理システムですが、外注したにもかかわらず期待どおりに運用されていない状況でしたので、再び新しいシステムを外注するという選択肢はありませんでした。そういう意味では社内での内製化は必然の流れだったと言えます。
とは言っても私自身はサーバーネットワークが専門で、ソフトウェアの開発は全く経験がなかったのでノンプログラミングでシステムを作れるツールを探すことになりました。その候補として最終的に残ったのはサイボウズ社のkintoneとForguncyの2つでした。

検討の結果、Forguncyを採用した理由は何だったのでしょうか?

まず、できるだけランニングコストをかけたくないという指示があったのが1つの理由です。クラウドサービスのように毎月費用がかかるものより初期費用だけで導入できるForguncyのほうが承認をもらいやすかったという社内事情がありました。
そのほかに、イメージどおりの画面が作れるという点も大きな理由でした。イメージどおりというのは、Excelシートの再現ができたことです。システム化すると、これまでのExcelシートとは異なる画面で現場のユーザーに情報を登録してもらうことになります。やり方がガラッと変わると新システムを受け入れてもらえないかもしれない。だから従来どおりのExcelで従来どおりに業務を行うことが、新システムが受け入れられるポイントになると思いました。
Forguncyならそれがわけなく実現できたのです。

(図)Excelのイメージのままシステムの画面を作成

佐藤様はForguncyを実際に試してみて、すぐに使うことはできたのでしょうか?

はい。最初に評価版で操作感を試してみたのですが、すんなり使うことができました。Forguncyの操作性は本当にExcelと同じだったので、すぐになじめたのだと思います。
それからWeb検索で見つけた連載記事(※)もForguncyを理解するのにとても参考になりました。
実際の使い方は製品に含まれているテンプレートを参考にしました。作りたいアプリケーションのイメージに近いものをテンプレートから探し、アプリケーションを動かしてみながら、どのように実装されているかを確認することで、理解を深めていくことができました。

Forguncyの活用ポイント

実際のシステム開発はどのような感じだったのですか?また、Forguncyの気に入っている機能などはありますか?

仕様を固めてからシステムを作っていくのではなく、現場のユーザーと打ち合わせしながら作りこんでいくようなスタイルでしたね。 Forguncyなら本番のアプリケーションに近いイメージのものをすぐに作れましたから、とりあえず簡単にでも動くものを作ってユーザーに見てもらうことができました。 それで問題なければ細かな部分を作りこんで仕上げていくというやり方でした。

利用頻度が高かったのは、Excelインポートの機能です。なにしろ、弊社ではほとんどの業務がExcelで行われていたこともあって、資産として使えるExcelファイルが山のようにありました。 ページのデザインをExcelから取り込めるインポート機能は大変重宝しました。

(図)Excelファイルをインポートして画面を作成

では、開発にあたって苦労した点やForguncyへの要望などありましたらお願いします。

Forguncyで作成したアプリケーションの操作性に対する要望ですが、キーボードによる項目の移動が改善されると嬉しいです。というのもユーザーがアプリケーションを操作するのを後ろから見ていると、マウスで入力するフィールドをクリックして編集状態にするのが大変そうでした。また[TAB]キーで移動するということにも慣れていないので、キーボードの[矢印]キーや[Enter]キーでフォーカスを移動できたら便利だと思います。
それと、運用後に発生したトラブルでもあったのですが、数値型セル上でマウスのスクロールボタンを回転させると、数値が増減する問題が発生しました。値の増減はForguncyの標準機能だったのですが、現場のユーザーにはなじみがなく、運用時の入力ミスになるケースがあったのでサポートから教えてもらったJavaScriptの回避コードを実装して抑制するようにしました。

ご要望については、今後の製品開発の参考とさせていただきます。 さて、今回の給与計算システムは既に運用が開始されていると思いますが、システムの作成を開始してから運用開始までにどのくらいの期間がかかったのでしょうか。

実質的な開発作業としては1か月ほどです。この1か月には現場との打ち合わせやマニュアル作成も含まれますので、ありえないぐらい短期間でシステム開発できたというのが正直な感想です。ただ、ほかの業務も行いながら進めましたので、着手から運用開始までには2か月くらいかかっています。

(図)運行情報の管理画面

運用開始してから御社の業務は変わりましたか?

日々ドライバーの管理情報を複数のExcelに登録していたと前述しましたが、当時は、同じようなデータをいくつものExcelファイルに重複して入力する必要がありました。このような無駄な作業がシステム化によってデータベース化されたので、重複入力が不要になり、また入力間違いも減りました。
もちろん、毎月発生していた給与データ算出の作業が無くなったことによる改善は大きいです。

 

御社でのForguncyの利用方法として、今後どのような事を考えているのでしょうか。

今回作成した給与計算システムでは、いくつか細かい要望が出ているので継続して改善していきたいと思っています。また、Forguncyの場合アプリケーションをいくつ開発しても料金は変わらないので、ほかにも改善できるところはシステム化していく予定です。
その際に、今は社員マスタなどをアプリケーションごとに作成しているので、これをForguncyの内蔵データベースから外部のデータベースに外出しして共通化したいと考えています。
それと、まだまだ願望に近いのですが、このシステムが運送業の業務効率につながると確信しているので、同じ業種の企業に提案し、弊社の新しいビジネスとしてシステム販売を手掛けられればと考えているところです。

それは大変すばらしい考えですね! 本日はお忙しいところ、どうもありがとございました。

 

(※)各メディアに取り上げていただいたForguncyの技術記事は、「メディア掲載情報 (https://www.forguncy.com/information/publicity)」で紹介しています。

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株式会社岡田商運様について

本社所在地

〒702-8005
岡山県岡山市江崎 706-1

主な事業

主に岡山を起点とし、九州・関西・中京・関東に向けて一般貨物の輸送を行い、お客様のニーズにきめ細やかに対応しております。

設立日

2000年2月1日

URL

http://www.okasyo.jp/

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