アプリの履歴をチェックする監査ログ機能
Forguncyにはアプリケーションに関する操作やシステムの動きなど、様々な情報を記録するログを取得する機能が備わっています。
ログの管理を行うことで、いつ、誰が、どのような操作をしたのか確認することができるようになります。不正なデータが見つかった際の原因究明、アプリケーションのエラーの原因特定、万が一のセキュリティに関する問題発生時の調査手段として活躍するなど、システムに関する監査ログをうまく活用すれば、システム管理者の負担を軽減することが可能です。本記事では、Forguncyが出力できるログの種類やその確認方法など、ログ機能に関する情報をご紹介します。
Forguncy Serverのおさらい
Forguncy Serverとは、Forguncyで作成したWebアプリケーションを公開して運用するためのWebサーバーソフトウェアのことです。
詳細については開発スタートガイド「Forguncyアプリケーションの発行」記事の「Forguncy Serverとは」の項でも解説おります。そちらもぜひご参照ください。
サーバー管理ポータルでは、一部のログファイルの出力場所の設定やログの一覧表示ができるようになっています。一覧表示に関しては後述いたしますが、ログファイルの保存場所の設定方法はヘルプに記載がありますのでそちらを参照してください。
サーバー管理ポータルから確認できるログ
サーバー管理ポータルからは、アプリケーションやサーバー管理ポータル上で行われた様々な操作に関するログを確認できます。ユーザーの操作に伴い、システム上の例外、外部からのリクエスト、SQL文などデータベースへの操作、メール送信やスケジュールタスクなどがログとして出力されます。
表示されるログは、キーワード・日時・アプリケーションなどで絞り込みが可能です。
欲しい情報が明確な場合には、これらの条件指定をしてフィルタリングするとより素早く情報を得ることができます。サーバー管理ポータルからログを見る方法についてはドリルでも解説しております。サンプルアプリケーションを使って実際のログを確認いただけますので、ぜひお試しください。
Forguncyが出力するログファイルとその種類
Forguncyで確認できるログには、サーバー管理ポータルで見られるもの以外にログファイルとして出力できるものがあります。以下にその種類と特長を簡単にご紹介します。
同時接続アクセスログ
Forguncy Serverのアクセスログで、同時接続数の推移や接続数不足の発生頻度を確認できます。
Forguncyでは、ご購入いただいた同時接続ライセンスの数に応じてForguncy Server上で運用するアプリケーションの同時接続数が決まります。そのため、この機能を使ってライセンス数が適切かどうかをチェックすることができます。
同時接続アクセスログは過去3か月間までを一覧表示し、CSVファイル形式で出力されます。詳細はヘルプを参照してください。
テーブルの監査ログ
Forguncyでは、アプリケーション利用者のデータベースに対する操作を記録できます。
あらかじめこの監査ログを設定しておくことで、万が一データベースへの不正アクセスがあった際に原因の調査がしやすくなります。
監査ログはテーブル単位で設定します。どのテーブルに対して、CRUDのうちどの操作を記録するのか、それぞれ個別に指定できます。設定方法についてはヘルプを参照してください。
また、Forguncyドリルでも監査ログの出力を実際にお試しいただけるサンプルアプリケーションの配布をしております。ぜひ一度体験してみてください。
スケジュールタスクのログ
スケジュールタスクをデバッグ実行すると、実行内容がログファイル（拡張子は.LOG）に出力されます。
スケジュールタスクはユーザーの操作なしで自動実行されるものですので、開発時であってもブラウザ上からログ確認をすることはできません。実行処理の確認は、ログファイルを使って行ってください。詳細は下記のヘルプをご参照ください。
サーバーサイドコマンドのログ
サーバーサイドコマンドのデバッグ実行時には、ブラウザの開発者ツールでコマンドログを確認できます。表示方法はブラウザの種類によって異なります。ヘルプに詳細情報がありますので、お使いのブラウザに合わせてご対応ください。
Forguncyをもっとよく知る
各業種や用途別にForguncyを活用して、成功した事例や使い方をご紹介します。
